家庭教師と塾の併用ってどうなの?メリット・デメリットをご紹介します

受験や普段の勉強のため、家庭教師や塾を検討している方も多いのではないでしょうか。また現在、家庭教師または塾だけの勉強で不安と考えているご家庭も多いです。
そんな時、家庭教師と塾の併用を検討されている方もいらっしゃいます。この記事では家庭教師と塾の併用することのメリット・デメリット、決める上でのポイントなどをご紹介します。
家庭教師と塾を併用するメリット・デメリット
家庭教師と塾の併用には、メリットもあればデメリットもあります。ここでは併用に関するメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
・足りないものを補える
塾は大勢で授業を受けるため、分からなくても質問しづらい場合もあります。特に受験シーズンとなると授業も多く、質問する生徒も多いので、質問できない子供も出てきます。そのため、塾だけで完璧に理解できないこともあるでしょう。
家庭教師なら、マンツーマンの指導ですから、自分の分からない部分をすぐに質問可能です。分からない部分を重点的に質問できるので、効率よく勉強ができます。
また塾と家庭教師と連携が取れれば、さらに効果が上がるでしょう。
・勉強の習慣ができる
塾と家庭教師を併用すると、勉強する時間が増えます。しかしいくら勉強の時間が増えても、「予習」「復習」の習慣がないと、どの勉強も中途半端になりがちです。
多くの家庭教師サービスでは、勉強はもちろん勉強の習慣を教えてくれます。勉強の習慣が身についていれば、家庭教師と塾を併用しても、結果が出やすいでしょう。
・親の負担が減ることが多い
併用は親の負担が減ることが多いのもメリットです。子供の勉強に関する不安などを相談できる先が増え、実際に解消してくれれば精神的な負担が軽減できるでしょう。
デメリット
・どちらかで成果が出ていないと難しい
現時点で塾か家庭教師で勉強しているのに成果が出ていない場合、その勉強方法が子供に合っていない可能性があります。それなのにさらに併用してしまうと、勉強時間や量が増えて負担が大きくなってしまいます。
足りない部分を補おうとしても、「そもそもどこが分からないのか分からない」「どこを聞いたらいいのか分からない」というケースも多いです。
・子供が疲れてしまう
勉強する時間が増えても、それだけ効果が出ているならモチベーションを保ちやすいかもしれません。しかしなかなか結果がでないと、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。
また単純に体力的に厳しくなるかもしれません。そのため、併用するかどうかは子供の現状を見る必要があるでしょう。
・経済的な負担となる
塾も家庭教師を併用するには、それなりの費用が必要です。
利用する前にどれくらいの費用が必要なのか、それが家庭の教育予算に見合っているか確認するのがおすすめです。
また塾も家庭教師も、会社やキャリアによって費用が異なります。検討する際には複数のサービスを比較し、費用と内容についてしっかり確認しましょう。
家庭教師と塾を併用するかどうか決めるポイント
受験などで焦っていると、「とにかく勉強時間を増やそう」と考える方も多いです。しかしただ勉強時間や量を増やしただけでは、「ただ勉強しただけ」になってしまい、身につかないことも多いです。
勉強する上で大切なのは、まず「勉強のやり方」を修得することとされています。自分に合った勉強のやり方をつかめれば、勉強が嫌にならずに続けられるでしょう。
やみくもに勉強時間や量を増やすのではなく、「現在の子供の勉強状況」に合わせて、それぞれに合った方法を選ぶことが大切です。子供の意欲はどうなのか、体力は問題ないのかなど、子供としっかり話し合いましょう。
協力体制を組もう
併用することで成績が上がるかどうかは子供の意欲はもちろん、塾と家庭教師の協力体制も必要です。塾と家庭教師それぞれに併用したい旨を使えて「何を解決したいのか」「何を求めているのか」を理解してもらい、指導を受けましょう。
体験学習を受けるのがおすすめ
勉強をしっかり続けられるかどうかは、塾と家庭教師との相性も大切です。まずは体験授業などで、実際に授業を受け、雰囲気をつかむのがおすすめです。
大手の塾は、系列の個別指導塾を経営している場合もあります。しかしその塾が合っているからといって、個別指導塾の方も相性がいいとはいえません。そのため、一つではなく、いくつか体験学習や相談を受けてみましょう。
まとめ
家庭教師と塾を併用して成績が上がるかどうかは、子供の現在の勉強状況によります。まずは「勉強のやり方・習慣」がない場合は、身に着けてからの方がより成果が出やすいでしょう。現在の勉強状況をしっかり見極め、それぞれの子供に合った方法を選ぶのがおすすめです。
特に家庭教師はマンツーマンで指導してもらえるので、自分のペースで勉強しやすいです。そのため勉強の習慣ややり方を身に着けるなら、まずは家庭教師と一緒に勉強してみてはいかがでしょうか。
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