どちらか一方だけじゃない!塾のフォロー目的で家庭教師を使う方法とは

「進学塾に行っているけれど思ったような効果が出ず、家庭教師の利用も考えている」というご家庭も多いのではないでしょうか。
実は塾に通いながらも、家庭教師を利用している人は一定数います。どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
この記事では、塾のフォロー目的で家庭教師を使うメリット・デメリット、注意点などをご紹介します。
家庭教師による塾フォローが必要なケース・必要ではないケース
塾と家庭教師はそれぞれメリット・デメリットがあるので、併用している家庭も珍しくありません。
しかし、どんなケースのときに併用したほうがいいのか悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
ここでは、家庭教師による塾フォローが必要なケースとそうでないケースの一例をご紹介します。
フォローが必要なケース
・塾の勉強についていけていない
・苦手分野を重点的に克服したい
塾の授業は、大勢の人数向けのカリキュラムとなっており、わからない人がいてもどんどん授業は進んでいきます。
そのため、塾の勉強についていない子どもも出てきます。
また、塾の授業にはついていけているけれど、苦手分野をもっと重点的に勉強したい場合もあるでしょう。
このような悩みがある場合は、塾フォローとして家庭教師を選択するのもおすすめです。
フォローがあまり必要ないケース
・塾の授業だけで成績が上がっている
・勉強の習慣が身についている
塾の授業を受けているだけで成績が上がっているなら、家庭教師のフォローはとりあえず必要ないといえるでしょう。また勉強の習慣がすでに身についている場合も同様です。
家庭教師、勉強を教えてくれるはもちろん、効率的な勉強方法も教えてくれます。これにより成績が上がる子どもも多いです。
しかし、すでに復習・予習の習慣が身についている場合、家庭教師から学んでも思ったより成績が上がらないケースが多いでしょう。
塾フォローとして家庭教師を利用するメリット・デメリット
では塾のフォローとして家庭教師を利用したいと考えた場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここではメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
・わからなかった部分を重点的に学べる
塾のフォローとして家庭教師を利用するメリットとしてまず挙げられるのが、わからなかった部分を重点的に学べるということです。
塾の授業はカリキュラム通りに進んでいくので、わからない人がいてもどんどん授業は止まりません。
そのため、わからなかった部分は個別に勉強するしかないのです。
家庭教師は、一人ひとりに合わせた指導を行うため、塾の授業ではわからなかった部分や理解が浅かった部分を重点的に学べます。
・気軽に質問しやすい
家庭教師はマンツーマン指導なので、質問しやすいのが特徴です。
塾の授業は大勢の人が同時に学んでいるので、なかなか気軽に質問しにくいことが多いです。
「質問したら授業の邪魔になるかもしれない」「みんなの前で質問しづらい」など、さまざまな悩みを持っている子どもも少なくありません。
その点、家庭教師であれば、ほかの人を気にする必要がないため、わからない部分を気軽に質問できます。
また自宅というリラックスした空間で勉強できるため、ストレスが溜まりにくいでしょう。
・スケジュールの融通が利く
家庭教師は、スケジュールの融通が利くのもメリットです。
塾の場合、あらかじめスケジュールが決まっているため、それに合わせなくてはいけません。
しかし、家庭教師ならある程度スケジュールに融通が利くので、都合が良いときに学べます。
デメリット
・負担が大きい
塾と家庭教師を併用することのデメリットは、負担が大きいことです。
2つを併用することで、より効率的な勉強ができるようになりますが、学習に充てる時間はそれだけ増えます。
そのため時間的・体力的に大きな負担がかかります。
また、親も送り迎えなどによる時間的負担や、経済的負担がかかるため、あらかじめしっかり話し合っておくのがおすすめです。
塾フォローをお願いする際の注意点
家庭教師と塾の併用はメリットも多いですが、注意点もあるので知っておきましょう。
子ども本人は希望しているか
そもそも子ども本人が家庭教師による塾フォローを希望しているか、家庭内でしっかり話し合いましょう。
併用は子どもも親も負担が大きいため、両方が納得いっていないまま始めるとトラブルの元となってしまいます。
塾だけで疲れているようであれば、併用は逆効果になるかしれないので注意しましょう。
新しい教材は原則不要
新しく家庭教師と契約する際でも、新しく教材は原則不要です。
塾の教材はやり込めば結果が出るようになるため、新しく個別に用意しなくてもいいことがほとんどです。
また教材が増えればそれだけ子どもが混乱する原因ともなりますので、あまり増やさないようにしましょう。
まとめ
塾のフォローとして家庭教師と契約する方法は、メリットも多いですがデメリットもあります。
まずは子どもとしっかり話し合い、併用しても問題ないか確認しておきましょう。
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