中学受験の面接で大切な事は?よく聞かれる質問や面接対策方法をご紹介します

中学受験では面接試験があるため、対策を練っておく必要があるでしょう。また面接試験にはいくつかの種類があり、それぞれ対策が必要です。
本記事では、中学受験の面接試験で慌てないために、準備しておきたい事やよく聞かれる質問、面接試験の対策方法などをご紹介します。
中学受験で面接を実施する理由
中学受験での面接試験は、参考程度とされるのが一般的で、メインとなるのは筆記試験です。しかし、筆記試験だけでは分からない能力を知るために面接試験が行われます。
面接試験では主にコミュニケーション能力などを確認するために行われます。また筆記試験で他の生徒と点数が拮抗している場合、合否の決め手となるのが面接試験です。そのため、多くの私立中学や中高一貫公立中学校が実施しています。
中学受験でよく行われる面接スタイル
中学受験でよく行われる面接は、主に以下の3つのスタイルに分けられます。
・個人面接
個人面接は受験生1名と1名もしくは複数名の面接官と面接を行うスタイルです。
面接官が質問を行い、受験生がそれに答えます。一般的な所要時間は5分ほどですが、20分ほどじっくり時間をかける学校もあります。
・グループ面接
グループ面接は、グループ分けした受験生複数人と同時に面接を行うスタイルです。
面接官は全員に同じ質問をする場合もあれば、1人ずつ違う質問をする場合もあります。また、グループで話し合って回答を考えることもあり、学校によってパターンが異なります。
グループ面接は個人面接と違い、他の受験生と返答がかぶる場合もあるのが特徴です。そのため、個人面接とは違ったプレッシャーがある事を知っておきましょう。
受験生1人あたりにかける時間は数分あたりと短い事が多いです。ただし、じっくりと時間をかける学校もあります。
・親子面接
受験生と保護者が一緒に面接を受けるスタイルです。また保護者のみ別室で面接を行うスタイルの学校もあります。
数分で終わる場合もあれば、十数分ほどじっくり時間をかけて行う学校もあるため、事前に傾向を確認しましょう。
面接試験でよく聞かれる質問
面接試験でどんな質問を行うかは学校によって異なりますが、頻出する質問もあります。
ここでは面接試験でよく聞かれる質問と回答例をご紹介します。
1.なぜこの学校を志望したのか教えてください。
志望理由は面接でよく聞かれる質問の一つです。学校の教育方針やその学校に入学してどうなりたいかを明確にしておきましょう。
またどの質問に答える際にも「結論→理由→具体例」という流れで答えると分かりやすいです。
2.あなたの長所と短所を教えてください。
自分自身の長所と短所を客観的に分かっているか、答えられるかを問われている質問です。
長所を控えめに答える場合も多いですが、素直にはっきりと伝えます。
また短所は悪い所や苦手な所をそのまま答えるだけでなく、その分を今後どう改善しようと考えているかまで答えられるようにしておきましょう。
3.ここまでどうやって通学しますか?
通学の経路を簡潔に答えられるかを確認する質問です。具体的に説明できるようにしておきましょう。
4.最近読んだ本や気になるニュースなどはありますか?
受験勉強だけでなく、本やニュースを見る事で知見を得たいという姿勢があるかどうかを確認するための質問です。
勉強だけでなく、さまざまな事に興味を持っている子どもの方がより可能性を感じられるとされています。
将来性を確認するための質問ですので、受験期間は勉強だけでなく読書や時事ニュースなどの視聴も適度に行うのがおすすめです。
子どもの面接試験対策方法
面接では、言葉遣い、性格、態度、服装、入学の意思などを確認します。ある程度、緊張で言葉が詰まっても減点されません。ただし、練習をある程度行わないと本番で頭が真っ白になり、何も答えられなくなる可能性があります。そのため、以下のような面接試験対策を行うのがおすすめです。
面接の形式で練習する
本番で緊張しないためには、練習の段階から本番の面接の形式や時間と同じように練習する事をおすすめします。まずはよく聞かれる質問を調べておき、親子で相談して答えられるようにしておきましょう。
面接対策講座を受講する
塾が面接対策講座を行っているなら、受講する方法があります。面接対策講座であれば、志望校に合った練習が可能です。また、家族が面接官役ではないので、適度な緊張感を持って練習ができます。
保護者の面接試験対策方法
面接試験は子どもだけでなく保護者も対象としている学校あります。事前に保護者の面接があるか確認しておき、練習をしておきましょう。
親子面接では、親子で回答に食い違いがないか確認されます。そのため、あらかじめ子どもと答えの方向性を合わせておきましょう。
まとめ
中学受験での面接は筆記試験ほど重視されるわけではありませんが、参考とされる大事な試験です。特に筆記試験での成績が拮抗していた場合、面接での成績が重要な判断材料となります。本番で緊張しないためにも、あらかじめ親子で対策をしておきましょう。
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